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札幌市のリフォーム費用相場2026|平均405万円と市・国の補助金

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札幌市でリフォームを考えたとき、まず知りたいのは「いくらかかるのか」と「どの補助金が使えるのか」ではないでしょうか。検索するとリフォーム会社の一覧やランキングがたくさん出てきますが、会社名を並べて眺めても、自分の工事にいくら見込めばよいか、補助でいくら戻るのかは分かりません。

以前このページで掲載していた業者38社の羅列をやめ、会社を選ぶ前に決めておきたい判断材料を中心に解説します。

①リフォームに実際にかかった費用は全国平均405.4万円、中央値210万円(2025年度調査)。予算平均は310.4万円で、約3割が予算オーバーしています ②札幌市の住宅エコリフォーム補助は総工事費(税抜)の10%か50万円の少ない方が上限。市内に主たる営業所がある建設業許可業者の施工が条件で、令和8年度の受付はすでに終了(第2回は抽選) ③国のみらいエコ住宅2026(リフォーム最大100万円)は予約申請が2026年11月16日まで。窓だけなら先進的窓リノベ2026が手厚い ④札幌は省エネ基準の2地域。年間降雪479cmの土地柄、窓・断熱から優先するのが失敗しにくい順番です。

札幌市のリフォーム費用相場は?全国調査の平均は405万円・中央値210万円

札幌市単独のリフォーム費用の公的統計は公表されていません。そこで目安になるのが、住宅リフォーム推進協議会が毎年行っている全国調査です。2025年7〜8月に、過去3年以内に自宅をリフォームした1,175人に、検討時の予算と実際にかかった費用を聞いています。

予算・実際の費用・中央値の推移

調査年度検討時の予算(平均)実際にかかった費用(平均)実際の費用(中央値)回答数
2023年度265.7万円347.6万円185.0万円1,041人
2024年度290.7万円434.2万円200.0万円1,050人
2025年度310.4万円405.4万円210.0万円1,175人
出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図4-1・図4-2(リフォーム実施者)。実際の費用は補助金を含む
リフォームの予算と実際にかかった費用(全国)
出典: 住宅リフォーム推進協議会「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」図4-1・4-2

ポイントは、平均(405.4万円)と中央値(210万円)に約2倍の差があることです。水回りの交換や内装の張り替えのような部分リフォームが多数を占める一方、間取り変更を伴う全面改修のような高額な工事が平均を押し上げています。「リフォームの相場は400万円」と考えるより、真ん中の人は200万円前後、全面改修なら数百万〜1,000万円超もありうる、と幅で捉えるのが現実的です。出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査)

費用の内訳:自己資金321万円・借入66万円・補助金18.5万円

内訳(2025年度・平均)全体世帯主20〜40代世帯主50代以上
自己資金321.0万円317.5万円323.3万円
借入金66.0万円121.0万円28.9万円
補助金18.5万円36.6万円6.2万円
合計(平均)405.4万円475.1万円358.4万円
中央値210.0万円200.0万円220.0万円
出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図4-2

20〜40代は借入金と補助金の平均がいずれも50代以上を大きく上回っています。補助金の平均36.6万円という数字は、補助制度を使いこなせば数十万円単位で負担が変わることを示しています。札幌市の場合、市の補助と国の補助を組み合わせられる工事があるので、後半の補助金の章で詳しく解説します。出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査)

約3割が予算オーバー。理由の1位は「設備のグレードアップ」

予算と実際の費用(2025年度)全体一戸建てマンション
予算を下回った12.1%10.5%14.3%
予算とほぼ同額だった53.3%53.3%53.2%
予算を上回った30.1%32.2%27.2%
わからない・予算を設定していない4.6%4.1%5.4%
出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図5-1

予算を上回った人にその理由を聞くと、「設備を当初よりグレードアップした」が47.4%、「予定よりリフォーム箇所が増えた」が41.9%、「想定外の工事が必要となった(躯体や構造部分の補修等)」が22.6%でした。ショールームで上位グレードを見て予算が膨らむ、ついでに別の場所も直したくなる、解体してから下地の傷みが見つかる、という3つのパターンです。出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図5-2

築年数が古い戸建てほど、解体後に土台や下地の補修が必要になる可能性があります。見積もりの段階で「解体後に追加工事が出た場合の単価と、施主への確認手順」を確認し、総額の1〜2割程度の予備費を見込んでおくと慌てずに済みます(予備費の割合は当サイトの目安です)。見積書の読み方は見積書の見方とチェックポイントも参考になります。

戸建てとマンションのリフォームの違い:札幌で注意したい点

項目戸建てマンション
工事できる範囲外壁・屋根・窓・構造まで所有者の判断で可能専有部分のみ。窓サッシ・玄関ドア・バルコニーは共用部分が一般的
窓の断熱内窓・外窓交換・ガラス交換すべて選べる内窓が中心(外窓交換は管理組合の判断)
札幌市の補助(住宅エコリフォーム)窓・玄関扉、床・屋根(天井)・外壁の断熱も対象共同住宅の外窓・玄関扉、床・屋根・外壁の断熱は対象外。浴室・トイレ・手すりなどのバリアフリー改修は対象になりうる
事前の手続き原則不要(増築などは建築確認が必要な場合あり)管理規約の確認・管理組合への工事申請
寒冷地で起きやすい悩みすが漏れによる天井のしみ、床下の冷え、窓の結露北側の部屋や最上階・角部屋の結露、窓の結露
出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)(補助対象の区分)。工事範囲は一般的な区分で、マンションごとの管理規約が優先

札幌市の住宅エコリフォーム補助では、窓・玄関扉の断熱改修について「共同住宅の外窓及び玄関扉は対象外」、床・屋根(天井)・外壁の断熱改修は「戸建住宅のみ対象」と定められています。マンションでは浴室・トイレの改修や手すりの新設などが補助の中心になります。出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

札幌市のマンションリフォームを得意とする会社を探している人は、札幌市のマンションリフォーム会社の記事もあわせてご覧ください。

札幌は省エネ基準の「2地域」。年間降雪479cmの土地で優先したい断熱改修

住宅の省エネ基準では、全国を気候に応じて1〜8の地域に分けています。国土交通省の資料では2地域の代表都市が札幌で、断熱の基準は最も厳しいグループに入ります。出典: 国土交通省『住宅性能表示制度 断熱等性能等級の基準』(地域区分の代表都市)

断熱等性能等級外皮平均熱貫流率(UA値)の基準:2地域(札幌等)6地域(東京等)
等級70.20以下0.26以下
等級60.28以下0.46以下
等級5(ZEH水準)0.40以下0.60以下
等級4(省エネ基準)0.46以下0.87以下
等級30.54以下1.54以下
等級20.72以下1.67以下
出典: 国土交通省『住宅性能表示制度 断熱等性能等級の基準』(地域区分の代表都市)。単位W/(㎡・K)。数値が小さいほど断熱性能が高い

気象庁の平年値(1991〜2020年)では、札幌の1月の平均気温は−3.2℃、日最低気温の平均は−6.4℃です。年間の降雪量(降雪の深さの合計)は479cm、最深積雪は平年で97cmに達します。暖房期間が長いため、断熱が弱い家では暖房費がかさみ、窓の結露や床の冷えといった不満も出やすくなります。出典: 気象庁『札幌 平年値(1991〜2020年)』

札幌の月別降雪量(平年値 1991〜2020年)
出典: 気象庁「札幌 平年値」

優先順位は「窓 → 天井・床 → 外壁」

  • 窓(内窓・外窓交換):熱の出入りが最も大きい部位で、工期が短く住みながら工事しやすい。国の先進的窓リノベ2026の補助額も大きく、費用対効果が高い
  • 天井・床の断熱:天井裏・床下から施工できれば、外壁よりも工事範囲が小さく済む。札幌市の補助では屋根・天井が3万円、床が5万円(いずれも戸建て1戸あたり、部位全体の改修が条件)
  • 外壁の断熱:外壁の張り替えや大規模改修と同時に行うと効率的。札幌市の補助は24万円(戸建て1戸あたり)と市の制度の中で最も大きい
  • 換気・浴室:断熱で気密が上がったら、全熱交換器による換気も検討。高断熱浴槽への交換は浴室の全体改修として補助対象

出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)(補助額)

断熱材の種類と性能の違いは断熱材の比較、窓の性能(Uw値)の比べ方は窓サッシの断熱性能比較で詳しく解説しています。屋根の葺き替えを考えている場合は屋根材の比較、外壁は外壁材の30年コスト比較も参考にしてください。

札幌市は「塗装工事(外壁又は屋根)を対象とした補助金はない」と明記しています。外壁・屋根の塗り替えだけを「市の補助が使える」とうたう勧誘には注意しましょう。

出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

札幌市のリフォーム補助金2026:住宅エコリフォーム補助制度の補助額と条件

札幌市の住宅エコリフォーム補助制度は、市内に主たる営業所がある建設業許可業者が請け負う省エネ改修・バリアフリー改修に対して、工事費の一部を補助する制度です。要綱で定められた主な条件は次のとおりです。出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

項目内容(令和8年度)
対象者申請時に札幌市民で、工事完了報告時にその住宅を所有または居住している人。市税の滞納がないこと
対象住宅市内の住宅(社宅・寮などを除く)
施工業者札幌市内に主たる営業所がある建設業許可業者の請負施工(資材調達を含む)。設計・施工・資材を分けて契約する場合は全業者が要件を満たす必要あり
工事の規模補助金額の合計が3万円以上、かつ総工事費(税抜)30万円以上
補助額工事ごとの定額×箇所数の合計。上限は総工事費(税抜)の10%または50万円のいずれか少ない額
契約・完了の時期申請年度の4月1日以降に請負契約し、原則として申請年度の1月末日までに完了
回数同一住宅・同一市民につき年度ごとに1回
国などの補助との併用対象部分を明確に区分できる場合は可能(同じ工事への重複は不可)
令和8年度の受付第1回 5月22日〜6月4日/第2回 9月4日〜9月17日(いずれも受付終了。第2回は申請額が予定額を超え、9月30日に抽選)。郵送のみ
出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

工事別の補助額(主なもの)

工事基準補助額
窓の断熱改修(交換・増設)熱貫流率1.9W/(㎡・K)以下。外寸0.2〜1.6㎡未満7,000円/か所
〃外寸1.6〜2.8㎡未満13,000円/か所
〃外寸2.8㎡以上20,000円/か所
玄関扉の断熱改修熱貫流率1.9以下・外寸1.6㎡以上45,000円/か所
床の断熱改修(戸建てのみ)床全体・熱抵抗値3.3以上50,000円/戸
屋根または天井の断熱改修(戸建てのみ)全体・熱抵抗値5.7以上30,000円/戸
外壁の断熱改修(戸建てのみ)外壁全体・熱抵抗値4.0以上240,000円/戸
浴室の全体改修(ユニットバス設置)高断熱浴槽・段差低下・滑りにくい床などのいずれか+手すり90,000円/か所
便器の取替え節水型・和式→洋式など21,000円/か所
全熱交換器の設置天井埋込形/壁掛形(熱交換率50%以上)42,000円/7,000円(台)
階段の改良屋内/屋外(玄関アプローチ)58,000円/25,000円(か所)
玄関前スロープの設置勾配1/12以下・有効幅員900mm以上44,000円/か所
手すりの新設長さ150cm未満〜300cm以上3,000〜9,000円/か所
出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)(要綱別表)。ガラス交換のみ・断熱区画外の窓・共同住宅の外窓と玄関扉は対象外

たとえば戸建てで、大きな窓(2.8㎡以上)3か所と中くらいの窓(1.6〜2.8㎡未満)4か所を高断熱の窓に交換し、浴室をユニットバスに、トイレを節水型便器に替えると、20,000円×3+13,000円×4+90,000円+21,000円=22万3,000円です(当サイト試算)。ただし上限は総工事費(税抜)の10%なので、この補助額を満額受けるには総工事費(税抜)が223万円以上必要です。出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

令和8年度の受付はすでに終了しています。次年度の受付時期は札幌市の発表を待つ必要がありますが、令和8年度は5月と9月の2回で、契約は申請年度の4月1日以降が条件でした。来年の工事を考えている人は、春に見積もりをそろえ、受付開始に合わせて申請できる状態にしておくと間に合いやすくなります。出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

国の補助金:みらいエコ住宅2026と先進的窓リノベ2026

札幌市の補助とは別に、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」の補助金がリフォームに使えます。こちらは2026年も受付中で、市の制度が終わった今年の工事でも利用できます。

制度対象工事補助額期限・状況
みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)開口部+躯体の断熱改修を必須に、設備・バリアフリー等を加算。原則、平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅上限40万〜100万円/戸(新築時期と改修の水準で決定)予約申請は遅くとも2026年11月16日、交付申請は12月31日まで。予算に対する申請額は8%(10月7日0時時点)
先進的窓リノベ2026事業内窓設置・外窓交換・ガラス交換(性能区分SS・S・A)1戸あたり最大100万円(1申請5万円以上)予算上限まで(遅くとも2026年12月末)。申請額の割合は27%(10月7日確認)
出典: 国土交通省『みらいエコ住宅2026事業 リフォーム』(2026年、2026年10月7日参照)/出典: 環境省『先進的窓リノベ2026事業の概要』単価表・『先進的窓リノベ2026事業【公式】』(2026年10月7日参照)
新築時期義務基準相当の改修(開口部+躯体+特定エコ住宅設備)次世代省エネ基準相当の改修(開口部+躯体)
平成3年(1991年)以前100万円/戸50万円/戸
平成4年〜平成28年(1992〜2016年)80万円/戸40万円/戸
出典: 国土交通省『みらいエコ住宅2026事業 リフォーム』(2026年、2026年10月7日参照)

窓の断熱改修は、先進的窓リノベ2026の補助単価が大きいのが特徴です。戸建ての内窓SSグレード(Uw1.1以下)なら1か所あたり特大140,000円・大89,000円・中58,000円・小36,000円です。補助単価は「一般的に要する費用の1/2以内」で設定されているため、窓の工事費の目安を考える手がかりにもなります。出典: 環境省『先進的窓リノベ2026事業の概要』単価表・『先進的窓リノベ2026事業【公式】』(2026年10月7日参照)

国の補助は、同じ窓・同じ工事に複数の補助を重ねることはできません。札幌市の住宅エコリフォーム補助も、国の補助と対象部分を明確に分けられる場合に限って併用できます。たとえば「窓は先進的窓リノベ、浴室・トイレは市の補助」のように工事ごとに振り分けるのが基本です。制度の詳細はみらいエコ住宅2026事業の解説、親から資金援助を受ける場合はリフォーム資金の贈与税の解説、減税制度は住宅の減税制度の解説も確認してください。出典: 国土交通省『みらいエコ住宅2026事業 リフォーム』(2026年、2026年10月7日参照)/出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

札幌市のリフォームで使う補助金の選び方(工事ごとに制度を振り分ける)
札幌市のリフォームで使う補助金の選び方(工事ごとに制度を振り分ける)

「チラシ」「訪問販売」で決める前に:札幌市で悪質業者を避ける3つの確認

「札幌市 リフォーム チラシ」は検索されることの多い言葉です。チラシ自体に問題はありませんが、「今日決めれば大幅値引き」「市の補助で外壁塗装が安くなる」といった勧誘には注意が必要です。前述のとおり、札幌市には外壁・屋根の塗装工事を対象とした補助金はありません。出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)

  1. 建設業許可を確認する:国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで、会社名から許可の有無・業種・営業所を調べられます。札幌市の補助を使うなら「札幌市内に主たる営業所がある建設業許可業者」であることが条件です。許可の見方は信頼できるリフォーム業者の選び方と無許可業者のリスクで解説しています
  2. 見積もりを第三者に見てもらう:住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)は、国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、リフォームの見積書の相談(見積チェック)や建築士による電話相談を受け付けています
  3. 訪問販売ならクーリング・オフを知っておく:自宅に訪問して契約した工事は特定商取引法の訪問販売にあたり、契約書面を受け取った日から8日以内なら書面などで契約を解除できます(消費者庁 特定商取引法ガイド)

住宅リフォーム推進協議会の調査では、リフォーム検討者の不安の1位は「費用がかかる」(40.3%)で、「事業者選び、手続きが面倒そう」(23.9%)、「減税措置や補助制度など、どのような支援制度があるのか」(19.5%)が続きます。補助制度を自分で把握しておくことは、勧誘に流されないための一番の対策です。出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図6-1

札幌市のリフォーム会社の選び方:実施者が重視したポイントと比較のコツ

実際にリフォームした人が事業者を選ぶときに重視した点は次のとおりです(複数回答)。価格の安さより、担当者の対応と工事の質が上位に来ています。

順位事業者選定時に重視した点(2025年度)割合
1担当者の対応・人柄44.0%
2工事の質・技術36.2%
3工事価格の透明さ・明朗さ30.1%
4的確な情報提供力27.1%
5工事価格が安いこと27.0%
6要望に対する理解力25.1%
7会社の信用・知名度・評判・実績21.0%
8アフターサービス19.1%
9提案力17.4%
出典: 住宅リフォーム推進協議会『住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査』(2026年2月公表・2025年度調査) 図6-2

相見積もりで比較したい5つの項目

比較項目確認すること札幌ならではの視点
見積の内訳「一式」が多くないか。製品の品番・数量・単価が書かれているか窓は製品名と熱貫流率(Uw値)まで記載されているか
補助金の扱いどの工事にどの補助を使う前提か。申請代行の有無市の補助の業者要件(市内に主たる営業所+建設業許可)を満たすか
追加工事のルール解体後に補修が必要になった場合の単価と確認方法すが漏れ・凍害による下地の傷みが見つかった場合の対応
工期と時期着工日・完了日、住みながら工事できるか外部工事は積雪期を避けた日程か。市の補助は原則1月末完了
保証・アフター工事保証の期間、リフォーム瑕疵保険への加入可否冬を一度越した後の点検があるか
当サイト作成。補助の条件は札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)による
札幌市でリフォームするときの進め方(目安)
  • STEP1
    工事の優先順位を決める
    困りごと(寒さ・結露・水回りの老朽化)を書き出し、窓・断熱・水回りの順に優先度をつける
  • STEP2
    使える補助金を確認
    国の補助は年内の期限、市の補助は次年度の受付時期を確認
  • STEP3
    3社程度に見積もり依頼
    同じ条件で依頼し、内訳・補助金の扱い・追加工事ルールを比較
  • STEP4
    契約・補助金の申請
    国の補助は登録事業者が申請。市の補助は申請者が郵送で申請(契約は年度の4月1日以降)
  • STEP5
    工事・完了報告
    施工前後の写真、出荷証明書・性能証明書をそろえて完了報告

出典: 札幌市『札幌市住宅エコリフォーム補助制度』『札幌市住宅エコリフォーム補助金交付要綱』(2026年、2026年10月7日参照)/出典: 国土交通省『みらいエコ住宅2026事業 リフォーム』(2026年、2026年10月7日参照)

注文住宅への建て替えも選択肢に入っている人は、札幌市の注文住宅・工務店の記事と比べて検討するとよいでしょう。旭川市でリフォームを検討している人は旭川市のリフォーム業者の記事もご覧ください。

札幌市のリフォームで気になる点

Q
札幌市のリフォーム費用の相場はいくらですか?
A

札幌市単独の公的統計はありませんが、住宅リフォーム推進協議会の全国調査(2025年度)では、実際にかかった費用の平均が405.4万円、中央値が210万円です。部分的なリフォームが多数を占め、全面改修のような高額な工事が平均を押し上げているため、200万円前後を中心に工事内容で大きく変わると考えてください。

Q
札幌市のリフォーム補助金は2026年も申請できますか?
A

札幌市の住宅エコリフォーム補助制度(令和8年度)は、第1回(5月22日〜6月4日)・第2回(9月4日〜9月17日)とも受付を終了しています。2026年中の工事なら、国のみらいエコ住宅2026事業(予約申請は11月16日まで)や先進的窓リノベ2026事業が利用できます。

Q
外壁や屋根の塗装で札幌市の補助金は使えますか?
A

使えません。札幌市は塗装工事(外壁又は屋根)を対象とした補助金はないと明記しています。外壁の断熱材を施工する断熱改修(戸建て・外壁全体・熱抵抗値4.0以上)であれば、住宅エコリフォーム補助の対象になりえます。

Q
マンションでも札幌市の補助金は使えますか?
A

使える工事があります。共同住宅の外窓・玄関扉、床・屋根・外壁の断熱改修は対象外ですが、浴室の全体改修、節水型便器への取替え、手すりの新設などのバリアフリー改修は対象になりえます。工事前に管理規約と管理組合への申請手続きを確認してください。

Q
市の補助と国の補助は併用できますか?
A

対象部分を明確に区分できれば併用できます。たとえば窓は先進的窓リノベ2026、浴室とトイレは札幌市の住宅エコリフォーム補助、のように工事ごとに振り分けます。同じ窓・同じ工事に複数の補助を重ねて受けることはできません。

札幌市のリフォームは「相場の幅」と「補助の振り分け」を知ってから会社を選ぶ

全国調査では、リフォームに実際にかかった費用の平均は405.4万円、中央値は210万円で、約3割の人が予算を上回っています。札幌市の住宅エコリフォーム補助は総工事費(税抜)の10%か50万円の少ない方が上限で、令和8年度の受付は終了しました。2026年中の工事なら、国のみらいエコ住宅2026(予約申請11月16日まで)と先進的窓リノベ2026を中心に検討しましょう。

省エネ基準の2地域にあたる札幌では、窓と断熱の改修が暮らしやすさと光熱費の両方に効きます。優先順位を決め、補助金を工事ごとに振り分けたうえで、建設業許可のある会社3社程度から見積もりを取り、内訳と追加工事のルールまで比べて選んでください。

参考・出典

家づくりの知識
この記事を書いた人
AKITEKT編集長 伊藤 建

AKITEKT編集長として、建築業界に興味を持つライターとして、高品質な記事制作を手がけています。掲載するコンテンツは、業界の最新トレンドや実際の事例を調査し、正確で信頼性のある情報を読者に届けることを大切にしています。
『家づくりの未来を築く』をモットーに、家づくりを検討している方や建築業界に携わる方にとって役立つ情報を発信し続けています。

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