2024年12月の新設住宅着工戸数、8カ月連続の減少【国土交通省統計】
国土交通省が2025年1月31日に発表したデータによると、2024年12月の新設住宅着工戸数は前年同月比2.5%減の62,957戸となり、8カ月連続で減少しました[1]。
持ち家・貸家は増加も、分譲住宅は減少
住宅タイプ別に見ると、以下のような傾向が見られます[1]。
- 持ち家:前年同月比4.6%増(3カ月連続の増加)
- 貸家:前年同月比2.1%増(3カ月ぶりの増加)
- 分譲住宅:前年同月比14.7%減(8カ月連続の減少)
特に分譲住宅の減少が目立ち、市場全体の落ち込みに大きく影響していることが分かります。
住宅市場の現状と今後の見通し
住宅市場のセグメントごとの需要変動を反映しており、持ち家や貸家の増加は、個人の住宅取得意欲や賃貸需要の高まりを示唆しています。しかし、分譲住宅市場の低迷が続いており、全体の回復を阻んでいる状況です[2]。
今後の住宅市場の動向を注視する必要があり、特に分譲住宅の需要回復策や市場環境の改善が求められます。また、持ち家や貸家の増加傾向を維持・強化するための政策支援や経済環境の整備も重要となるでしょう[3]。
出典
- [1] 国土交通省「建築着工統計調査報告」
- [2] ロイター「2024年12月の住宅着工数」
- [3] Yahoo!ニュース「住宅市場の動向」
- [4] Yahoo!ニュース「分譲住宅の減少が続く」